楊 晨旭 / 2017年 新卒入社
ソリューションビジネス部
ESチーム
クラウドインフラエンジニア
2017年クララオンライン・北京入社、2018年クララオンライン・東京入社。
クララオンラインの北京支社に新卒で入社し1年半勤めた後、東京のクララへ転籍。現在はES(エンジニアリング・サービス)チームで購買、開通、解約、ソフトウェアの管理などの業務を担当しています。

交換留学を経て、北京のクララへ
—— 楊(ヤン)さんが初めて日本に来たのはいつ頃でしょうか?
日本に初めて来たのは大学生の頃です。中国・天津の大学で1年生か2年生のときに交換留学の話を聞いて。
条件が「一番ハイレベルな日本語試験に合格して、その成績がトップクラスの学生が交換留学生になれる」っていう、なかなか難易度の高い関門でした。かなり厳しいんです。
当時、留学の話を知る前から日本語の勉強はしていたんですが、より必死に勉強しました。結果、何とか合格することができて、「これで日本に留学に行けるぞ!」って、心から嬉しかったです。
何十人もいた希望者の中から勝ち抜いたことで、凄く自信がつきましたね。そして3年生のときに、中国・天津の大学から大阪の大学に2年間交換留学をしました。
—— 学生の頃から日本にいらっしゃってたんですね。就職活動はどうされたんですか?
就職活動は、北京に戻ってから始めました。日本で就職するか中国で就職するか、結構悩んだんです。自分の本当の気持ちとしては、チャンスがあるなら日本で働きたいって思ってたんですけど、その当時はいろんな事情があって、北京に戻りました。
そこでクララオンラインの北京支社に新卒で入社しました。決め手としては、日系企業だっていう点もありますし、あとは面接時に、0からIT知識を教えるよと言ってくれたのが大きかったですね。
大学の専攻は物流や流通系の経営学だったので、ITは全くの未経験だったんです。ただ、個人的に元からITには興味があって好きな分野だったので、新たなスキルを身に付けられることが魅力に感じました。専門外だし初めは正直怖かったですけど、やっていくうちに楽しくなりましたよ。今となっては、「自分はエンジニアです」って胸張って言えますね。

北京から東京のクララへ
—— 北京支社での仕事はどうでしたか。
当時、北京支社にはほとんど日本人の社員がいない状態だったんです。いた時期もあるんですけど、途中で東京に転勤になったりで結局いなくなってしまって。
技術スキルの高い中国人の上司はいましたが、日本語が話せる人はいなかったので、自分が日中間のコミュニケーションの橋渡し役をやっていました。そんな中、日本のクララから北京にエンジニアが来てくれたことがあったんです。新人教育をやってくれたり、日本式の知識や管理方法を教えてくれたり。これは本当に、めちゃくちゃありがたかったですね。北京支社でも、取引するお客様は日本の企業が多かったので、日本のビジネスのやり方で仕事が進められるようになりました。
それから北京支社で1年半勤めた後、東京のクララに入社して、1年が経ちました。
—— 北京でも顧客の多くは日本企業だったんですね。日本での仕事はいかがですか?
この1年間は学ぶことが多くて大変だったんですけど、すごく楽しいです。日本に来て良かったなって常々感じています。
東京に来てからも北京の仕事は引き続き担当していて、自分の仕事の半分は北京の業務なんです。自分としては、北京と東京、両方とももっと成長させたいっていうのはありますね。どんどん案件受注して会社としても売上を増やせたらいいですね。
個人のスキルとしては、日本語スキルはまだまだなので、もっと頑張らないと!って思っています。技術スキルの方が伸びたんじゃないかな。IT技術が好きだし、ES(エンジニアリング・サービス)の上司は二人とも優しくて丁寧に教えてくれるので、助かっていますね。クララで働いて、日本に来て本当に良かったと感じます。

エンジニアリング・サービスの業務について
—— 具体的な仕事の内容について教えていただけますか?
東京のクララに来てから最初に担当するようになったのは、購買業務だったんです。つまり技術以外の、事務の仕事もやることになったんですが、でも自分としては当時も今も、基本的に何でもやります!っていうスタンスなので、そこに疑問とか違和感は全くなかったです。
実際、まず購買業務から携わるのってメリットだらけだったんですよね。機器、ライセンス、回線の契約について、お金の流れ、どんなお客様と取引しているか…ソリューションビジネス部が担当している全ての事柄を把握することで、購買業務からクララのビジネスの全体像を掴むことができました。
あとは、コストに対する意識がつきましたし、固定資産とかの細かい知識もわかるようになりました。中国から日本に来たばっかりで、初めは仕事のやり方もツールも全然違うし、慣れるまではしんどかったです。管理も複雑だし、知らないことだらけで、日々猛勉強でした。でも、未知の分野に踏み込んだり新しい知識を学んだりすることに関して、抵抗は全然ないんですよね。だってそうじゃなかったら多分、中国から日本に留学に来たり就職したりしないと思います(笑)。
現在担当しているのは、購買業務に加えて開通業務、解約業務、ソフトウェアの管理などです。ただ購買業務については、クロスボーダービジネス部の営業の社員に引き継いでいるところで、自分は他の業務の幅を広げていってるところです。
今後はデータセンターに実際に行って作業することも増えるんですけど、現場の仕事についてまだ全然知らないので、先輩社員たちからどんどん吸収していけるように頑張ります!これからも楽しみです。
—— 仕事をする上で気を付けていることはありますか?
作業ログや履歴を残す、当たり前ですけど、これが一番大事ですね。実は、北京支社では当時、ログを残すっていうことは特に言われてなくて、習慣化されていなかったんです。それってちょっとまずいですよね(笑)。
なので日本に来てから、履歴を残すように言われたときは「うん、そりゃそうだよな」って思いました。設定間違えたかな?っていうときに、前のミスを迅速に探せることが大事なんですよね。あとは請求書の場合だと、費用を項目ごとに記録していれば、先月のものと今月のものを比べて、なぜ今月は予算を超えてしまったのか、確認できますよね。原因調査のためにちゃんと以前のログは残しておかないと、後からかなり面倒になるんです。
日本に来てから最初の2~3か月は、今までの中国のときのやり方や考え方じゃだめだよ、とよく言われました。それからは、もう今となっては当たり前に感じますが、全部PCに残るように作業しています。

クララオンラインについて
—— 楊さんが感じる、クララオンラインの魅力的な部分ってどんなところですか?
多分、みんな同じことを言うと思うんですけど、クララは本当に雰囲気がいいですよね。クララに入るまでの自分が想像してた日本の会社って、厳しくて怖い上司がいて、ピリついた雰囲気っていうイメージだったんです(笑)。特に昭和の頃とか?
でもその想像と全く違って、クララはみんな優しくて、周りにも相談しやすい職場ですね。忙しそうな社員でも質問したら丁寧に説明してくれるし、部署関係なくコミュニケーションが円滑に行われてると思います。
—— 働き方はいかがですか?
残業時間は月20時間いかないくらいです。今までで一番残業したのは、2019年の8月ですかね。月に32時間残業だったかな。でもそのときくらいです、そんなに残業したのは。
その時は移行作業の対応ですごく忙しかったんですよ。上司と一緒にトラブルシューティングしたり、夜間作業と休日出勤もありました。ただ、無事に終わったときは「よかった!バンザイ!」って、かなり達成感がありました。いい経験になりましたし、とても勉強になりましたよ。
その頃を除いたら、19時前後には帰ってますね。帰宅後は、日本語の勉強のためにテレビを観たり、料理をしたりしています。料理は好きで、どんどん作って自分で食べて。リフレッシュになりますね。新しいメニューにチャレンジしたりもします。仕事で少し疲れて帰ったとしても、家に着いたらすぐ元気になるんです(笑)。

入社を目指す方へ
—— どんな人と一緒に働きたいですか?入社を目指す方へメッセージをいただけたら。
自分が一緒に働きたいと思う人は、技術者なら、真剣に細かいところまで注意が配れる人ですね。そうじゃないと、当たり前ですけどトラブルが発生しちゃうので。
自分はそういうとき、よく焦ってしまっていたんです。そうすると上司が「落ち着いて、落ち着いて」って。自分が言うことじゃないんですけど、冷静な対応ができる人だといいですね。それ以外は特に言えることはないです(笑)。
ES(エンジニアリング・サービス)にもし中国人が入ってきたら、先に日本で働いてる人間としていろいろ教えてあげたいかな。もちろん日中関係なく会社によると思うんですけど、こっちは中国と全然違うんだよって。考え方から仕事の仕方から、何から何まで。
もちろん日本の方も大歓迎です!あまり国籍は関係ないですね(笑)。
もし入社したら、一緒にスキルアップ目指して頑張りましょう!
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